「この日傘、修理していただけますか?」
そうご相談いただいた一本は、当店の先代が仕立てた日傘でした。
長くご愛用いただく中で骨が折れてしまい、開閉が難しい状態に。
再び当店に戻ってきたことにご縁を感じながら、
折れた骨を修理し、安心してお使いいただけるよう整えました。
修理を終え、きれいに開いた日傘は、
また新たな時間を刻み始めます。
長く大切に使い続けていただけることは、
ものづくりに携わる者にとって何よりの喜びです。






深みのある色合いに、繊細な文様が美しく浮かび上がる着物を、日傘へとお仕立ていたしました。
落ち着いた地色に広がる草花のような優雅な柄は、主張しすぎることなく、静かな存在感を放ちます。
その風合いを活かすため、柄の配置や流れを丁寧に見極め、日傘として広げたときに美しく映えるよう仕立てました。
開いたときに広がる均整のとれた模様は、どの角度から見ても品よく、
日差しの中でやわらかな陰影を生み出します。
また、落ち着いた色味と端正な印象から、男性にもお使いいただける一品として仕上がりました。
さりげないおしゃれを楽しみながら、装いに品格を添えてくれる日傘です。
着物としての役目を終えた一枚が、新たなかたちで日常に寄り添う存在へ。
世界にひとつだけの、特別なリメイク日傘となりました。






鮮やかな絞りが印象的な羽織を、日傘へとお仕立ていたしました。


もともとの羽織は、力強い柄行きと手仕事ならではの風合いが魅力の一着。
その個性をできるだけ活かせるよう、柄の出方や配置を一つひとつ確認しながら、日傘として美しく見えるように仕立てていきました。
放射状に広がる絞り模様は、傘のかたちになることでより一層引き立ち、
空の下で開いたときに、ぱっと華やぐ存在感のある一本に仕上がっています。
着物として身にまとう形から、日常で気軽に楽しめる日傘へ。
大切なお品が、これからも違ったかたちで寄り添い続けてくれます。
世界にひとつだけの、特別なリメイク日傘。
受け継がれてきた布の魅力を、これからの暮らしの中でもお楽しみいただけたら嬉しいです。



