お母さまが使ってらっしゃった雨傘が劣化して生地が裂けてきてしまったので、お母さまのお着物をリメイクして日傘にしてほしいとのご依頼です。
裏地の紫色の八掛を切り返し縫いで縁取りいたしました。
特徴的な手元と露先(傘の外側の先)をお客様も大変お気に召されており、それを上手く生かすことができました。
私共にとっても、このような露先を目にするのは初めてであり、大変良い経験となりました。
お客様の大切で貴重な傘を新たな形で生まれ変わらせることができたことを、心より嬉しく思います。
紫色の紋紗と生成のお着物を組み合わせて日傘にお仕立て。
お客様ご希望のデザインなのですが、斬新で素敵な日傘に仕上がりました。
普段このようなデザインはあまり作ることがないので、これからの日傘作りの良いヒントになります。
黒紫の墨流し染めの紋紗の端切れを有効活用したいとのご相談。
紋紗だけでは日傘の生地としては足らなかったので、当店で黒い生地をご用意してお仕立てしました。
紋紗だけでは遮光性があまりないので、より実用的になりました。